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「働くを幸せに」のココロ

私が転職して間もないころ。

未経験だけど憧れてたデザイナーとして採用されて。
さぁこれから楽しい人生が始まる!
と期待に胸をときめかせて入社して一年後。

全然幸せな気持ちになれなかった時期がありました。

 

未経験だし、見習いスタートだから、と、前職よりも少ない報酬で自ら提示し、
デザインの仕事だから残業だって徹夜だってある、と覚悟はしていたのだけれど。

 

「大丈夫、みんな20時に帰ってるよ」
面接の際にふと言われた言葉を心のどこかで信じていたのだと思います。

誰ひとり20時には帰らない現実に直面し、
「やっぱりそうなのだ…」という納得する気持ちと、
「嘘をつかれた!」というショックに苛まれていました。

 

 

終電まで働いて、
街灯のない真っ暗な田舎のあぜ道を歩いて帰る。

 

当時は結婚していましたので、
そこから掃除して洗濯して、、あぁ、ごはんがつくれない。
お風呂にお湯を溜めながらうたた寝してしまい、
気づけばお湯は溢れて、ガスが止まって。
何度ガス栓の復旧ボタンを押したでしょうか…。笑

 

家事を全部こなそうとするのは正直しんどかったし、
できない自分にもすごくストレスを感じてました。

 

 

この会社に決めたのは、
未経験で雇っていただけるから、ももちろんだったのですが、
「結婚・出産しても女性が長く働ける環境づくりを一緒にやってほしい」
というオファーをいただいたから。

にも関わらず、実は長く働いていらっしゃる男性社員の間で、
「女はどうせ長く働けない」
「旦那の稼ぎがあるんだから、給料は低くていい」
と陰で言われていることに気づいてショックを受けたこともありました。

 

認めてほしくて、さらに勉強も重ねたけれど、
「センスがないね」と言われ続け。(後からそれは言葉の裏返しの叱咤激励と知ったのですが)

 

排卵障害と不妊治療で苦しかった時には、
「子供はいつ?」
と聞かれるのが本当に追い打ちのように感じていました。

 

 

女性は家庭に。男性は仕事に。
母は専業主婦だったので、そう思う方の気持ちもわかる。
でも、それがたった一つの正解ではない、と思うのが私。
イキイキと輝ける土俵は人によって違うし、
それが仕事の人だっていたっていい。

 

けれど、
「そんなに働きたいなら俺たちと同じ土俵に上がってこい。」
毎日そんな風に言われている気持ちでした。

 

社会はまだまだ女性が働きにくいところだ、
と改めて思ったのです。

 

自分らしく、生きがいを持って働きたい
なんて、高望みなのかもしれない、と。

 

 

だからこそ。

 

私を選んで来てくださるお客様の
「幸せに働きたい」
「自分をもっと好きになりたい」
っていう内なる気持ちをひとつひとつ拾い上げて、
そっと背中を押したい。

 

デザイナーだとかそういう前に、
そういう人でありたいのです。

 

 

それでいつか、ふとした時に
「出会えてよかったな」と思える、
そんなご縁になればいいなぁと、願っております。

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